通常の矯正では3~4年の治療期間がかかっていましたが、一般的なスピード矯正では約1年~2年といわれています。症例によっては、わずか3~4ヶ月で矯正治療を終了できる場合もあります。
個人差はありますが、スピード矯正の外科処置は局所麻酔なので、通常、施術中の痛みは感じません。また腫れなども残らない程度の処置を行う症例がほとんどで、大掛かりな症例の場合でも、親知らずを抜いたときの痛みや腫れといった程度です。
スピード矯の治療法には、インプラント矯正とコルチコトミーなどの外科手術を行った後に、通常の矯正治療へと移行するもの、外科手術を必要としない矯正器具によってスピードを早めるものがあり、それぞれの施術にメリットがあります。しかし、歯並びによっては適応が難しい治療法もあります。
スピード矯正のメリットは、なんといっても短期間で歯並びが美しくなること。そのほかにも歯の動きがスムーズになるので痛みが少ないことや、治療にかかる期間が短いことで患者さんの負担が減ることなど、いろいろあるようです。
スピード矯正を行うには、歯列矯正と口腔外科、歯周外科、インプラント科のすべてにおいて、高い専門技術が必要で、ひとりのドクターが矯正治療と外科手術を行わないと治療はうまくいかないので、対応できるクリニックが少ないことがデメリットだと言えるでしょう。
スピード矯正とは、その名の通り短期間で終了する矯正治療です。その中心となる治療が、「コルチコトミー」や「オステオトミー」または「歯槽骨皮質骨切除術」という簡単な外科処置で、コルチコトミー、オステオトミーを併用する矯正は、矯正治療期間が短縮されるだけでなく、歯にかかる負担を減らせることや、後戻りしにくいなどのメリットもあります。
歯並びや、歯の状態は人それぞれに異なり、矯正治療期間も違ってきますが、歯の状態に応じた技術を組み合わせる事によって、多くの患者さんが1年以内に治療を終了しているといわれています。
歯を支える骨(歯槽骨)に切れ目を入れる施術で、歯が動きやすい環境をつくり、矯正の動的治療期間の短縮を図るものです。その骨の部位により名称(コルチコトミー、オステオトミー)が違います。歯科矯正学、解剖学、口腔外科学、歯周病学など多岐にわたる高度な知識・技術を必要とするため、日本国内で、コルチコトミー(オステオトミー)併用矯正を行える歯科医師は多くはありません。
コルチコトミー法は、矯正治療で動かしたい歯の周りにある硬くて動きの遅い皮質骨を一部除去することによって、歯の動く範囲を拡げ抵抗を減らすことで矯正のスピードを早める矯正法。手術時間は1時間ほどと短く、リスクが比較的少ない治療です。手術後は矯正装置を装着して歯並びを整えていきますが、コルチコトミー法によって無理な力をかけずに歯が動くようになっているため、矯正装置の装着期間が短くなり、歯が動くことによる違和感も軽減されます。
オステオトミー法は、歯の土台になる歯槽骨に切れ目を入れて、歯槽骨ごと移動させる矯正法。侵襲性が高く、患者への負担はありませんが、歯の土台そのものを動かすため、コルチコトミーよりも早く歯を動かすことができます。また、コルチコトミーでは対応できない症例時にも行われます。手術時間は約2時間ですが、その日のうちに帰宅できます。
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※参照元:群馬県総務部統計課「群馬県の人口と世帯」https://toukei.pref.gunma.jp/kokusei/data/27kakuhou_gunma.pdf[PDF]