歯並びの悪さは単に見た目だけでなく、かみ合わせによって体に不調が出てしまったり、本来の力を発揮できなくなったりする原因にもなります。
しかし、矯正治療をすると慣れないことからストレスやこれまでできていたことができなくなるのではないかという心配も出てくるでしょう。
矯正歯科の治療中で影響が出る楽器というと管楽器が挙げられますが、管楽器でも演奏は可能です。しかし、管楽器の演奏は口、唇、舌などあらゆる筋肉を使って行うもの。ブラケットを付けた状態で違和感を覚えるのは間違いありません。
つまり、演奏はできるものの影響は出るということです。だからといってその影響がずっと続くというわけではなく、演奏を続けていく内に数週間~数ヶ月で慣れていきます。
また、演奏する楽器によっても影響の度合いは異なります。クラリネットやサックスなどの木管楽器はブラケットの影響はそこまで出ません。逆にトランペットやトロンボーンなどの金管楽器は影響が出やすいです。高音を出すのに支障が出る可能性が高く、慣れるのに時間がかかります。
ただし、あぶらとり紙や楽器用クリーニングペーパーを折りたたんで水で濡らした後に前歯部ブラケット表面に貼り付けることで痛みを軽減するという調査結果※1があり、一時的な対処法として試してみると効果があるかもしれません。
練習中は付けたほうが良いですが、発表会やコンクール、オーディションなどの本番では外したほうが良いでしょう。
矯正装置を付けたことによって運動に支障が出ることはほとんどありません。一般的な走る、飛ぶ、投げるなどの動作は問題なくこなせるでしょう。世界的な大会で活躍するような有名選手が矯正器具を付けて出場していたことからも、その影響はほとんどないと考えることができます。
ボクシングや空手など顔面を強打する可能性がある競技には注意が必要です。装置が壊れて口内を傷つけてしまう可能性があります。
球技でも野球やサッカー、バスケットボールなどでも不意に顔面にボールが飛んでくる可能性があります。心配な場合はスポーツ用のマウスピース型の矯正器具もあります。これであれば安全性に配慮されているため、心配せずスポーツに打ち込めるでしょう。
【参考】※1岡崎 恵一郎, 竹下 みのり, 山崎 毅管楽器演奏による矯正治療への影響とその対処法(PDF)
群馬県の中で20万人を超えるエリア※ごとの医院の選出基準(調査日時:2015年5月)
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※参照元:群馬県総務部統計課「群馬県の人口と世帯」https://toukei.pref.gunma.jp/kokusei/data/27kakuhou_gunma.pdf[PDF]