すきっ歯

すきっ歯の原因や歯並びを綺麗に矯正する方法を紹介しています。

歯並びが悪くなる原因：すきっ歯

歯と歯の間、特に前歯と前歯の間に隙間ができてしまうことを「すきっ歯」といいます。

すきっ歯になってしまう原因は大きく分けて3つ挙げられます。まず挙げられるのは、顎と歯の大きさのバランス。顎に対して歯が小さかったり、歯に対して顎が大きすぎたりすると顎のスペースが余ってしまい、歯と歯の間に隙間ができてしまいます。前歯だけが空く人や奥歯が空く人など、隙間ができる位置は人によって異なります。

また、生まれつき生えてこない歯がある人は、すきっ歯になる傾向が強いのだとか。本来なら歯が生えるスペースに何もないわけですから、空いてしまうのも仕方がないのかもしれません。さらに、顎の中に歯が埋まってしまっている場合も、すきっ歯になりやすいそうです。

ここまで挙げたのは体ができる過程で起こることなので、回避するのは難しいことかもしれません。ですが、次のようなことに気を付ければ、すきっ歯を軽くできることでしょう。

• 歯の隙間に舌を押し入れる
• 唇をかむ

このようなことをすると、口周辺の筋肉が動いて力を出すことで、前歯が動いてしまい、隙間ができてしまいます。また、抜歯などで奥歯が無くなってしまった時も、すきっ歯につながることがあります。

日本では「幸福が逃げる」とまで言われるすきっ歯。海外では「幸運を呼ぶ」という国もあるそうですが、積極的にすきっ歯になろうとする人はいないのだとか。

口を閉じにくい、話をするときに空気が漏れて聞き取りづらいなどのデメリットが考えられるので、いち早く治療を受けましょう。

すきっ歯を矯正するための主な治療方法

• ワイヤー矯正…
  ブラケットとワイヤーを使って歯を動かすことで、隙間をうめて、すきっ歯を矯正します。

• 裏側矯正…
  ブラケットを歯の内側に装着して、すきっ歯を矯正治療します。パッと見でわからないため、人に知られずに矯正できるというメリットがありますが、その分口の中に異物感を感じることになります。

• マウスピース矯正…
  マウスピースを交換しながら歯を動かして行くマウスピース矯正で、すきっ歯のすき間を閉じていきます。

• セラミッククラウン…
  歯の全周を削って、セラミックの被せ物をすることによって歯の大きさや形を変化させてすきっ歯のすき間を埋めます。

• ラミネートベニヤ…
  歯の表面を0.5〜0.7ｍｍ削って、そこに薄いセラミックを貼り付けてすきっ歯のすき間を埋める方法もあります。「悪いところのない自分の天然の歯も削らなくてはならない」という点がデメリットとされます。